静かなる時限爆弾…アスベスト



いつものようにケータイニュースをチェックしていましたところ…本日、画期的な判決が大阪地裁で下されました。

>>>>>>>以下ニュースより<<<<<<<

国の不作為責任認める=アスベスト健康被害で初―泉南訴訟で賠償命令・大阪地裁
2010年5月19日(水)14:03

(時事通信)
 アスベスト(石綿)による健康被害を受けたのは、規制権限を行使しなかった国に責任があるとして、大阪府南部の泉南地域にあった工場の元労働者や周辺住民ら29人が国に計9億4600万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が19日、大阪地裁であった。小西義博裁判長は国の不作為責任を認め、原告26人について計約4億3500万円の賠償を命じた。

 アスベスト被害をめぐる訴訟で、企業に賠償を命じた判決はあったが、対策を怠った国の責任を認定したのは初めて。現行の石綿健康被害救済法は対象が限られており、今後の見直し作業に影響を与えそうだ。

 判決は、石綿肺についての医学的知識が1959年までに集積され、旧じん肺法が制定された60年には排気装置の実用化が技術的に可能だったと指摘。その上で、国が71年まで省令を制定して設置を義務化しなかったことについて、「アスベスト産業の急成長の下で被害の拡大を招き、旧労働基準法の趣旨などに照らし違法だ」と判断した。

 肺がんと中皮腫に関しては、アスベストとの関連が72年までに明らかになったとして、屋内での粉じん濃度の測定結果の報告と改善を義務付けなかったことも違法だとした。

 1人当たりの賠償額は687万〜4070万円で、肺がんや中皮腫の患者については、じん肺法の管理区分を基に、最も重い症状として一律化。1次的責任は業者にあるとの国の主張は「両者の共同不法行為」として退けた。喫煙者への賠償額は1割減額した。

 一方、周辺住民ら3人については、石綿肺の所見が認められないなどと退けた。

 厚生労働省石綿対策室の小堀幸一室長の話 国の主張が認められなかった点があり、厳しい判決と聞いている。今後の対応は詳細を確認の上、関係機関と協議して検討したい。 


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日本環境調査会(JEIC)の仕事をしている私としても、この「国の不作為」を司法が認めた事は非常に感慨深いです。
JEIC立上げ当初よりアスベストの健康被害について問題視して来ていました。
ミドリ十字社の血液製剤と同様に大きな問題でありながら、多くの方々は「アスベストは過去のもの。もう終わった話でしょ!?」という認識を持たれている事に、強い危機感を持って来ました。
アスベストは被曝してから確実に病魔は進行し、15〜20年すると発症する恐ろしい健康被害の元凶であるにも関わらず…。
アスベストに関しては、業界団体や企業は一般の方々に知られたくない「負の部分」だけに、粛々と対処・処理が行われています。


今、世間では「口蹄疫」に関して注目されています。
しかし、アスベスト問題に関しても注意を払っていくべきである…そう強く思います。


マチクリ

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「環境・健康・街づくり」に携わりながら日本を元気に!街や暮らしを元気!にして行くマチクリ・・・。
仕事を楽しみながら自分も磨いて生きたい・・・そんな毎日の出来事・気付きを書き溜めていきます♪

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